商人の役割
商人の役割を考えるには、商人のいない世界を考えればよいであろう。 こういう話がある。 江戸時代、東北で大きな飢饉が発生した。 この飢饉により、大量の餓死者が出た。 まるで、地獄の絵図のようであったという。 ところが、その同じとき。 関西では、たいへんな豊作であった。 みんなが満腹になるまで食い、あまった食物は捨てていたという。 ここで、商人が自由に活動できる環境があったならば、関西で食料を安く仕入れて、東北で高く売るであろう。 関西では、食料を捨てるよりは、買ってくれる人がいた方が幸せである。 東北では、食料が全くないよりは、多少高くても、売り手がいた方が、よほど良い。餓死するよりは、高くても買った方が良いのである。 商人が、自分の利益を追求した結果、みんなが幸せになるのである。- 次のページへ:客観的に正しい情報
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